ムリなダイエットをすると生理不順になる

痩せてキレイになりたいと思う女性は多いですが、ムリなダイエットは女性の身体に深刻なダメージを与え、生理不順を引き起こすことがあります。
生理なんて面倒なものはない方がいいと思われるかもしれませんが、生理不順は放っておくと不妊症の原因となり、妊娠を希望する時期になったときにとてもつらい思いをすることになります。

ムリなダイエットが生理不順を引き起こす理由は、ダイエットにより生理のサイクルを調整している黄体ホルモンのバランスが崩れるためです。
黄体ホルモンは、身体が妊娠しやすいように基礎体温を上昇させたり、排卵を促し、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすいようにコントロールしています。
妊娠が成立しなかった場合にそれを剥がして生理として体外に排出させるのも、黄体ホルモンの役目です。
しかし黄体ホルモンはストレスに非常に弱く、自分自身が意識していないストレスでも簡単にバランスを崩します。
特にダイエットは「食べたい」という人間の根本的な欲求を我慢するという、非常にストレスの強いものです。

黄体ホルモンのバランスが崩れると、生理周期が乱れます。
まず基礎体温が上昇せず、ずっと低いままの低温症になる恐れがあります。
基礎体温は、排卵のタイミングで普段より0.3度から0.5度上昇し、妊娠が成立しやすい環境を整えます。
しかし低温症はその温度差が見られないか非常に小さく、排卵しにくいという症状が見られます。
排卵していない状態を放っておくと時間が経つほどに治療が難しくなるので、早目に気が付いて治療にあたることが大切です。

また、本来ならば排卵から生理までの間の約2週間程度で終了する高温期が、それ以上に続いてしまう高温症になってしまうこともあります。
黄体依存症とも呼ばれ、黄体ホルモンの過剰な分泌によるものです。
それにより、熱っぽさに加えてずっと生理前のような頭痛や倦怠感、情緒不安定などの症状に悩まされることもあります。

生理不順は不妊の原因にもなるので注意

ダイエットをして極端に食べる量を減らしたり、平均体重よりもはるかに軽くて体脂肪率も低すぎるような状態が続くと生理不順になり、放置していると排卵もストップして生理のサイクルが乱れて不妊症になってしまう危険があります。
健康な女性は一定の周期で排卵があって低温期と高温期が交互に訪れるので毎月決まった日に生理になります。
生理不順の人は体温が低いままの状態が続く低温症やずっと高温期が続く高温症などに悩まされてしまいます。

生理周期が決まっていないと将来妊娠を希望するときも適切に受精ができず、子供を授かることができません。
ダイエットで体脂肪率が極端に低かったり体が妊娠できる状態ではないと判断すると自然に排卵がストップしてしまうので、放置していると不妊症になり自分の力では一生妊娠できなくなる可能性もあります。

生理周期は妊娠を希望する人以外にも大切で、特に肌荒れや便秘、心の状態などと深い関係があります。
サイクルが乱れていると肌荒れや乾燥が起こりやすくなったり、便秘や下腹部の膨張感に悩まされたり、イライラしたり悲しくなったりすることが続いて日常生活が困難になってしまうので妊娠を望まない場合でも問題です。

生理周期は女性らしさを維持したり若さを保ったりするためにも大切な要素なので、痩せることだけを考えてダイエットをするのは危険です。
せっかく体重が減っても肌がぼろぼろで老けたように見えるとスリムな体型も台無しです。
正しく低温期と高温期が繰り返されることによって肌や髪も美しくなり、女性らしい魅力が引き出されるのでダイエット中でも自分の体温や生理周期について記録をつけたり、生理のサイクルを理解して取り組みましょう。